『サンブンノイチ』感想、漫才仕込みのやりとりが最高!
<おすすめ度>
4/5
※漫才を見る感覚で観る映画!ご都合主義が嫌いな人には不向き!!
<あらすじ>
金が必要になり銀行強盗をした、キャバクラ「ハニーバニー」の雇われ店長・シュウ(藤原竜也)、ボーイのコジ(田中聖)、常連客の健(小杉竜一)。事件後、「ハニーバニー」の店内に逃げ込んだ3人は、自分の取り分を少しでも増やすため、仲間を出し抜こうと画策する。
テンポの良い漫才風のやりとりが見どころ
個人的にはドロップがビックリするぐらい面白くなかった品川祐監督ですが、本作の見どころは主人公3人のテンポの良いやりとり。まるで本当の漫才を見ているようで正直、物語云々関係なくずっと3人の掛け合いを見ていたい気分にさせられる。本職が漫才師である品川祐の才能が遺憾なく発揮されている。特に健に関しては、ブラマヨ・小杉が素で演じているように見える。
窪塚洋介がカッコイイ!
池袋ウエストゲートパークのKINGを彷彿とさせるぶっ壊れキャラ、破魔は窪塚洋介にピッタリのハマり役。とにかく窪塚ファンは黙って一度観てみるべき。
ご都合主義が嫌いな人には不向き
一応映画の展開としては「逆転に次ぐ逆転」で観る人を驚かせたかったのでしょうが、正直ご都合主義な展開のオンパレードで「こんなにうまく行く筈がない」と思うことばかり。なので映画にリアリティーを求める人にとっては面白くない事はたしかですが、小難しい事を考えないで映画を観れる人にはかなり面白い作品だと思います。映画というより主人公3人の漫才を見る感覚の作品であり、それ以上でも以下でもありません。