『スモーキング・ハイ』感想、痛快マリファナ・コメディ
<おすすめ度>
4/5
※サクッと観れるバディ物、アメリカン・コメディの王道!
裁判所への召喚状を配達するデール(セス・ローゲン)が、ある日召喚人であるテッドに召喚状を渡しに行ったところ、たまたまテッドと婦人警官が彼らと敵対するチャイニーズ・マフィアを撃ち殺すところを目撃してしまう。そのせいでデールが懇意にしていた売人のソール(ジェームズ・ブランコ)を巻き込み、テッドの差し向ける追ってから逃げるドタバタ・コメディ。サクッと楽しみたい人にはオススメですが、映画に深みを求める人には全く向いていない映画です。
とにかくマリファナ
デールとソールの2人は、本編中ひたすらマリファナを吸っています。ぶっちゃけ、マリファナの卸元から追われる売人と愛煙家ってだけの設定なので、特にマリファナ自体に意味はないんですけどね 笑。どんなシリアスな展開にも吸ってハイになるので、本編中、どんな展開が訪れても全くシリアスを感じません笑。そう考えると、マリファナって良いアイテムですね・・・
意外と金が掛かっている
良くも悪くも、分かりやすいストーリーと王道な展開のコメディ映画なので、そこまでお金が掛けないような感じしますが、本作はド派手なカーチェイスや本格的な銃撃戦など、意外とお金が掛かっているような気がしました。少なくともテッド2への無駄なお金の掛け方よりは、こっちの要所を押さえたお金の掛け方の方が好感が持てます。
超良い奴な2人
ジェームズ・ブランコ扮するソールは、ちょっとホモっ気があるというか女々しく、お婆ちゃん子という非常に売人らしからぬ良い奴。見てるこっちが「それで売人やっていけるの?」と思ってしまうほど純粋な奴なんです。一方セス・ローゲン扮するデールはアホでプッツン・キャラ 笑。でも二人とも素直な良い奴なので、裏切りや姑息な展開になることもなく、良い意味で何も考えずに安心して観ることができます。